2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧
人里離れた邸宅から何とか帰り着いた源太は、心配していたと駆け寄る母親の横をすり抜け、自分の部屋に籠り、迷い込んだ時に聞こえてきた碧の声に似た艶やかさを含んだ嘆願の声に、思いを馳せる。 「(あの声…って…あれだよな…)」 源太とて何も知らないわけ…
「夜分遅くに…すみません…」 その夜、源太は道に迷い、微かな灯りを頼りに人里離れた邸宅に辿り着いていた。 そこの住人が誰とも知らずに、邸宅の扉を叩く。 「碧…ここで待ってろ…」 邸宅の中に届く源太に似た声に、身を固くする碧に、雅彦は、この部屋で待…
「碧…俺は…碧の何なんだい…?」 碧を甚振りながら、雅彦は、碧に、碧にとって残酷な質問を投げ掛ける。 「私の…ただひとりの人…です…」 雅彦から投げ掛けられた残酷な質問に、碧は、雅彦は自分にとって唯一の人間だと答える。 「まだ…夫だとは…言わないんだ…
「あっ…やっ…だめっ…」 今夜も始まった凌辱の時間…碧は襲い来る悦楽の波と闘い続ける。 「我慢しないで…声を出せ」 悦楽の波と闘う碧を嘲笑うように、雅彦は、ククッと冷たく笑うと、碧に我慢せずに声を出すようにと囁きかける。 「我慢…なんて…して…ない…」…
「碧…あの少年…ナイトになれるのかな…?」 まだ羞恥に震える碧に、雅彦は、碧を冷たく見下ろしながら、源太を自分から救ってくれるナイトだと思ったりなどしていないかと冷たく問いかける。 「思って…なんか…いません…」 雅彦の冷たい問いかけに、自分の心の…
「あっ…やっ…」 「まだだ…碧…お前が…俺の…人形だって…思い知るまで…やめてなどやらない…」 スカートを捲り上げられ、下半身に雅彦の分身を受け入れながらも、許しを乞い続ける碧に、雅彦は冷たく笑いながら、碧が自分の人形だと思い知るまでやめてなどやらな…
「え…?なんだって…?」 「だから…根本碧は昼休みになると姿を消すんだよ」 碧が昼休みになると姿を消すという事実に、驚愕する源太に、浜本は、追い打ちを掛けるように、碧が昼休みになると姿を消すのだと再度告げる。 「どこに消えるの?」 「さぁ…それが…
碧が地獄のような時を過ごしていると知らない源太は、碧と同じ高校に通えた喜びに浸っていた。 だが、碧の陰のある姿や表情が気にもなっていた。 どこか、秘密を抱えているようにも見える碧の姿や表情が気にもなっていた。 「よぉ!転校生」 碧の陰がある姿…
「あっ…いやっ…もう…やめて…」 昼休みの校舎には似つかわしくない声が響き渡る。 ここは、生物準備室。生徒たちがいる校舎とは離れた裏手にあり、生物教師の根本雅彦は、昼休みに碧を呼びつけて、碧を甚振っていた。 碧の秘部は、これでもかというくらいに蜜…
「おはよう。根本さん。今日は根本先生と一緒じゃないの?」 碧と歩いていると、次々と掛けられる言葉に、源太は一抹の疑問を抱く。 さっき碧と一緒にいた彫りが深い端整な顔立ちの男は、碧と同じ根本という姓で、自分の転校先の教師である事はわかったが、…
碧の毎夜繰り返される凌辱の時間など知る由もない源太は、昼間見た幻のような碧に思いを馳せていた。 「(綺麗な子…だったな…また…会えないかな…)」 清々しい朝の光に包まれながら、自宅の周りを散策していた源太は、また碧に会いたいと思っていた。 しかし…
「お願い…もう…許して…」 「まだだって…言ってるだろ…?」 彫りが深い端整な顔立ちの男に突き上げられながらも、許しを乞い続ける碧を彫りが深い端整な顔立ちの男はククッとまた冷たく笑った後、碧を抱き起こすと碧のさらに奥を突き上げる。 「あぁっ…いやっ…
「あぁっ…んっ…はぁっ…」 白い肌をピンク色に染め、程よく膨らんだ乳房の突起をツンと立てながら、碧は自分の人差し指の第二関節を噛みながら、迫りくる悦楽の波と闘っていた。 彫りが深い端整な顔立ちをした男は、そんな碧の痴態を愉しむように、蒼の足を大…
少女を襲った悲劇から十七年後… 「(田舎にも程がある…)」 須本源太は、駅に降り立った瞬間、広がる田園風景を見て思った。 源太は、脱サラして田舎に移り住むと言った両親と共に、この田舎町に引っ越して来た。 「(何が…原点回帰だ…俺は…山の上の高校に通…
「いたっ…いっ…」 いま突き進まれる未開の地に、少女は痛みを訴え、やめてくれと嘆願し続ける。 「いまさらやめるわけないだろ?」 少女の嘆願を無視するように、リーダー格の男は、少女の未開の地を突き上げ続ける。 静かな座敷にはパンパンという破裂音と…
「いやっ…そんな…ところ…」 誰にも触れさせた事もなければ晒したこともなかった場所に舌を這わされた少女は、全身がビクッと引きつくのを感じながらも、もうやめて欲しいと嘆願し続ける。 「ちょっとは濡れないと入れられないぜ…」 秘部に舌を這わされ、羞恥…
「いやっ…やめて…」 パジャマのズボンに手を掛けられた瞬間、少女は涙ながらにやめてと訴える。 しかし、その声は無視され、少女の下半身は、男たちによって露わにされる。 「さて、と、御開帳」 少女の露わになった下半身は、足を抑えていた男によって大き…
「可愛い子だな…いただいちまおうぜ…」 男の一人が少女の容姿を見て、一層卑下た笑いを浮かべ、他の男達も賛同するような卑下た笑いを浮かべる。 強盗目的で押し入った家で、ひとり留守番をしていた少女と鉢合わせ、男たちは、強盗よりもこの少女の貞操を奪…
それは、ある嵐の夜だった。 「そっちに行ったぞ」 「捕まえろ」 真夜中の邸宅の暗闇の中に卑しい声がこだまする。 この邸宅でひとり留守番をしていた少女は、真夜中に聞いた音で両親が帰ってきたのだと思った。 しかし、そこに居たのは数人の男たちで、少女…
またまた新作のお知らせです。 タイトルは『白い闇』です。 前半から終盤近くにかけ凌辱的描写が散りばめられておりますので、苦手かもという方はご注意ください。 発情しているかお前というくらいに凌辱的描写が散りばめれてますよ? 大丈夫ですか? それで…
完全徹夜をしてしまいました。 理由はほかでもなく、小説を書いていたからです。 完全に寝食を忘れて、小説書きに没頭してしまいました。 あぁ…寝てない時間を忘れてしまいました。 おまけに新作はかなりハードな出来具合となってしまいました。 新作のお知…
皆様…あとがきが遅れてすみません。 『愛しき罪』楽しんでいただけたでしょうか? これは、私の経験談を交えて書いた創作小説です。 あぁ…なるほどと思う方もいらっしゃると思います。 5話6話辺りは本当に私似た事やりました。 入院中にやりました。 あくま…
「朱里…もう一度言うよ…朱里の命は…僕の物だ…」 朱里の呟きを聞いた弓月は、もう一度言うから、ちゃんと聞いて欲しいと前置きした後、朱里の命は自分の物になったのだから、もう二度と自らの命を絶つような真似はしないで欲しいし、自分がさせないと呟く。 …
深い闇の中をひた走った車は、静かな湖のほとりで停まる。 深い闇の中に包まれる湖は、静かでありながら、どこかさらに大きな闇へと誘っているようだった。 「いい未来…浮かんだかい…?」 湖のほとりに車を停めた弓月は、朱里にここまで来るまでの道中、いい…
流れる車窓から見る景色…夢にまで見た弓月の車の助手席に座った朱里は、無言のまま深い闇の中をひた走る車のハンドルを握る弓月と車窓から見える景色を交互に見る。 深い闇は、どこか自分たちに寛容的な気がして、朱里は、これが本当の旅立ちとは思えずにい…
「もう…朱里しかいらないんだ…僕は…」 無言で自分を見つめる朱里に、弓月はもう朱里以外の何もいらないのだと呟き、朱里の涙で腫れた瞼に口付ける。 「(弓月…さん…)」 自分の泣き腫らした瞼に唇を寄せられた朱里は、もうこれ以上、弓月を拒み続ける事がで…
「帰って…お願いだから…帰って…」 これ以上弓月を目の前にすると、泣きすがりたい衝動を抑えられなくなると思った朱里は、弓月にお願いだからもう帰って欲しいと呟く。 「帰らないよ…正確には…帰れない…自分に嘘を吐く朱里を放ってなんか…帰れない…」 お願い…
「朱里は確かにそういう病気だけど…いままでこんなに冷たくはなかった…」 「私にどうしろと言うのです…?」 確かに朱里はそういう傾向の病気だが、ここまで冷たくはしなかったと呟く弓月に、朱里は自分にどうして欲しいというのかと問いかける。 「人は何も…
それから…一か月後… デリヘルの仕事を終えて部屋に戻って来た朱里は、部屋があるマンションの前に見覚えのある車が止まっているのを目にする。 「(弓月さんの車によく似てるわね…でも…あんな車…日本中…いや…世界中に走っているんだから…弓月さんの車なわけ…
『もしもし…弓月です…』 「(これ…何回目かしら…?)」 携帯に残る弓月が残した留守番電話を朱里は、何回も聞いて何になるのだろうと思いながら、繰り返しその留守電の声を聞き続けていた。 「(未練…って…やつ…かしら…?)」 たった一夜の夢に浸る自分は、…