「あっ…やっ…」
「まだだ…碧…お前が…俺の…人形だって…思い知るまで…やめてなどやらない…」
スカートを捲り上げられ、下半身に雅彦の分身を受け入れながらも、許しを乞い続ける碧に、雅彦は冷たく笑いながら、碧が自分の人形だと思い知るまでやめてなどやらないと囁きかける。
その時、昼休みの終わりを告げるチャイムと足音が雅彦の耳に届く。
「くそっ…いいところなのに…碧…続きは…夜だ…」
昼休みの終わりを告げるチャイムの音と近付いてくる足音に、雅彦は小さく吐き捨てると、碧から身体を離し、その場に崩れ落ちる碧に、続きは夜だと冷たく言い放つ。
「あの…生物準備室って…ここですか…?」
「そうだけど。要件は?」
扉の向こうから聞こえてきた源太の声に、碧は、身が固くなるのを感じ、そんな碧を冷たく見つめながら、雅彦は源太の声に応える。
「根本碧さんを探しているんですけど…」
「さぁ…根本さんは生物を選択していないから…ここには来ないよ…」
碧を探しているという源太に、雅彦は、そばで身を固くしている碧を冷たく見つめながら、碧は生物を選択していないから、ここに来ることはないと答える。
「そうですか…根本先生なら知ってるって…聞いたのですが…」
「そうなのかい…?でも…知らないんだよ…遠縁ってだけだから…」
雅彦なら碧の居場所を知っていると聞いたのだと呟く源太に、雅彦は、自分と碧は遠縁という関係だけで、校内で碧がどういう行動を取っているかなど全く知らないのだと答える。
そばで碧が羞恥に震えているのを冷たく見下ろしながら、雅彦は、碧が源太に特別な感情を抱き始めている事と源太が碧に淡い恋心を抱き始めている事に気付きながら、碧の居場所など全く知らないと答える