2014-01-01から1年間の記事一覧

一年の最後に

小説お読みくださいましてありがとうございます。 面白いか面白くないかは別にして、お読みくださってありがとうございます。 純白の恋人ですが、かなり内容がぶっ飛んできております。 UPしたときに、バカだこいつと思われてしまうような出来です。 私の…

純白の恋人ー15

「大丈夫かい…?」 「はい…」 小さな絶頂に達し、胸で息をするあやかに、紫苑は大丈夫かと声を掛け、あやかは、小さく頷く。その頷きを見た紫苑は、あやかに、深く口付ける。 「あやかさん…いまからが…本当の仕上げです…いいですね…?最初は辛いかもしれませ…

純白の恋人ー14

「大丈夫…怖いことは何もないから…僕に任せて…」 まだ見ぬ世界に身体を震わせるあやかに、紫苑は、大丈夫だからと声を掛け、あやかの身体に唇を這わせていく。あやかの程よい大きさの乳房の上にある乳首を口に含み、舌で転がすように愛撫しながら、もう一方…

純白の恋人ー13

「ここまで…していただく義理なんて…私にはありません…」 「いいんだよ…僕が祝いたいんだ…君の特別な夜を…」 確かに純潔を捧げる事になりそうな雰囲気だったけど、ここまでしてもらう程の事ではないと呟くあやかに、紫苑は、自分があやかの特別な夜を祝いた…

純白の恋人ー12

それから…しばらくして…紫苑が頼んだルームサービスの品々が届いた。 「あやかさん…こちらへ…」 ベッドに座っていたあやかをエスコートするように立ち上がらせた紫苑は、あやかをテーブルまで連れて行く。 「これは…どういうことですか…?」 テーブルに並ん…

純白の恋人ー11

「あやかさん…」 紫苑は、あやかを自分の方に向き直らせると、あやかの唇に、触れるように、自分の唇を重ねる。その口付けをあやかは受け入れ、口付けは深いものとなっていく。 「もう…帰さないよ…君に…僕の気持ちを知ってもらうまで…」 唇を離した後、紫苑…

純白の恋人ー10

そのホテルの最高級のスイートルーム…そんな部屋に連れてこられたあやかは、まず、部屋に驚く。スイートルームなんて縁がないと思っていたから、部屋の豪華さに驚くばかりだった。 「どうしたの?」 部屋の豪華さに、あやかが驚いていると、紫苑がどうかした…

純白の恋人ー9

「紫苑さん…遊びは…ここまでです…」 「遊びなんかで…女性とキスなんかしないよ…僕は…」 紫苑の気まぐれに付き合えるのはここまでだと呟いたあやかに、紫苑は、遊びなんかで女性とキスなどしないと答え、再びあやかに口付ける。 「やめてください…こんなとこ…

純白の恋人ー8

やがて、パーティーはお開きとなり、紫苑とあやかも家路に着く。 「疲れてないかい?」 「はい…大丈夫です…」 慣れないパーティーで疲れていないかと声を掛けてきた紫苑に、あやかは、疲れてはいない、大丈夫だと答える。 「気付いたかい…?君を見る参加者た…

純白の恋人ー7

「あやか。あやかじゃないの」 「みはる…」 パーティーも佳境に入ったころ、紫苑があやかから離れた瞬間、このパーティーに参加すると言っていたみはるが声を掛けてきて、みはるの誘いを断ったあやかは、気まずそうにみはるを見る。 「私の誘いを断って、紫…

純白の恋人ー6

「さぁ、どうぞ、あやかさん」 「ありがとうございます…」 パーティー会場に到着し、リムジンを降りた紫苑に手を差し出されたあやかは、ありがとうと呟いた後、紫苑が差し出した手を取る。 「大丈夫…僕に任せて…君は普通にしていればいいから…」 慣れないド…

純白の恋人ー5

「じゃあ、今度の日曜日の夜、迎えに来るからね」 「はい…」 今度の日曜日の夜に迎えに来ると言い残し、帰っていく紫苑を見送ったあやかは、自分はとんでもない相手に目を付けられたものだと思っていた。断るに断れなくなった事態に、あやかは戸惑うしかなか…

純白の恋人ー4

「着いた。さぁ、行こうか?」 紫苑とあやかが乗ったリムジンは、とある店の前に止まり、紫苑はあやかに着いたから行こうかと声を掛け、あやかの手を取って店の中へと入っていく。 店の中はさすが紫苑が知っているだけの店だけあって、どれも素晴らしいドレ…

純白の恋人-3

紫苑と出会ったパーティーから数日後…あやかはいつも通りの生活をしていた。朝起きて、満員電車に揺られて、会社に通い、会社での業務をこなす。しかし、その日の夕方は少し違っていた。 「やぁ…白岡あやかさん」 「あ…あなたは…」 目の前に止まったリムジン…

純白の恋人ー2

「あやか。すごい。紫苑様と仲良くなれて」 パーティーの帰り道、あやかをパーティーに連れてきた森村みはるは、あやかに、あの紫苑と仲良くなれてすごいと声を掛ける。 みはるは、御影財閥ほどの家柄ではないが、れっきとした森村財閥の令嬢で、あやかとは…

純白の恋人-1

白岡あやかは、とあるパーティーに参加していた。そのパーティーのゲストの一人に目を奪われた。 「(御影紫苑さん…素敵な方だけど…)」 あやかは、紫苑に心を奪われはしたが、自分とは別世界の人間だから交わる事はないだろうと思っていた。なぜなら、紫苑…

新作のお知らせ

怒涛の新作発表です。 以前記事で書いた目指せ!ハーレクインロマンスの小説です。 タイトルは、純白の恋人です。 目指せ!ハーレクインロマンスのつもりですが、ハーレクインロマンスをあまり読んだことがありませんので、これのどこがハーレクインロマンス…

女神の悪戯あとがき

女神の悪戯、いかがでしたか? この作品は花灯篭の前に書いた作品で、恋愛小説なのか官能小説なのかわからない極めて中途半端な作品だったと思います。 表現も少し間違っていたりしましたが、UPしていて楽しかったです。 たくさんの人に読んでいただけて、…

女神の悪戯ー21

「きて…由紀夫さん…」 果てしなく続きそうな愛撫に、雪菜は、愛撫だけでは物足りないとばかりに、由紀夫の首に手を回すと、由紀夫が欲しいと呟く。今までの逢瀬で、雪菜から由紀夫を求める事はなかった。雪菜自身、自分から求めるのは初めてだった。しかし、…

女神の悪戯ー20

雪菜に覆いかぶさった由紀夫は、雪菜の躰の線を辿るように首筋から順に唇を這わせ、雪菜はその愛撫に、甘い声を漏らし続ける。 「もう…俺を刻み付けても…いいんだね…?雪菜…」 雪菜の首筋に唇を這わせながら、由紀夫は雪菜の身体に自分の痕跡を残しても構わ…

女神の悪戯ー19

三度目の逢瀬…しかし、今回の逢瀬は前の二回とは違う。互いに互いの家庭や職場を捨てる覚悟を決めた逢瀬。 「本当に…いいのかい…?」 全てを捨てて自分を選んで欲しいと言ったものの、本当にいいのかわからなくなった由紀夫は、雪菜に本当に全てを捨てて自分…

女神の悪戯ー18

「もう要件がないなら切りますよ?」 これ以上由紀夫と話をしていたら、逢いたいと言いそうになると思った雪菜は、要件がもうないなら電話を切ると由紀夫に告げる。 「待って。切らないでくれ。本当の要件を言うよ…逢いたい…ほんの僅かな時間でもいい…雪菜に…

女神の悪戯ー17

それから一か月後…由紀夫は佳奈美の通っている小学校の父兄参観日に参加する事になった。佳奈美の通っている小学校。それは雪菜が勤めている小学校でもある。まして、雪菜は佳奈美の担任。いやが応でも顔を合わせることになる。 「先生。さようなら」 父兄参…

女神の悪戯ー16

「一緒に居たのは認めるが、誤解なんだ」 一緒に居るところを見た保護者が居る以上隠し立てはできないと思った由紀夫は、雪菜と一緒に居た事は認めるが、誤解で、雪菜は高校時代の後輩で、ただそれだけの事なのだと言い続ける。 「それって…初恋の人じゃない…

女神の悪戯ー15

追及の手を休めない正幸に、雪菜は誤解だと言い続けるしかなかった。それが今、雪菜がつける雪菜の精一杯の嘘だった。由紀夫には由紀夫の家庭がある。たとえどんなに由紀夫を愛し始めていても、由紀夫の家庭を壊す事だけはできないと考えていた。 「私以外の…

ちょっと中休み

皆さま、女神の悪戯、楽しんでいただけてますか? 読んでくれてるのはわかるのですが、感想のコメントがないので、面白いのか面白くないのかわからないのが気になります。 ここの表現もっとこうした方がいいとかのコメントでも構わないので、感想をください。…

女神の悪戯ー14

由紀夫と熱い一夜を過ごし、家路に着いた雪菜は、玄関の鍵が開いている事に驚きを隠せなかった。正幸は今日の夕方まで帰らないと言っていたし、まさか泥棒かしらと思いながら、家の中にゆっくりと入っていく。 「お帰り」 「あなた」 家の中にいた人物に、雪…

女神の悪戯ー13

「雪菜…雪菜…」 拙く腰を揺らす雪菜の動きに合わせるように、由紀夫は腰を突き上げながら、何度も雪菜の名を呼び続ける。 「ゆっ…きっ…おっ…さっ…んっ…」 自分の拙い腰使いに合わせるように、腰を突き上げてくる由紀夫の名を呼びながら、雪菜は躰をのけ反ら…

女神の悪戯ー12

「今夜は…帰さなくても…いいんだね…?」 雪菜を抱き締めながら、由紀夫は雪菜に確かめるように、本当に今夜は帰さなくてもいいのかと問いかける。 「はい…」 由紀夫の問いかけに、雪菜ははいと答えた後、抱いてくださいと言わんばかりに由紀夫にきつく抱き付…

女神の悪戯ー11

『雪菜…』 雪菜から出張で遠方に居るから逢えないという内容のメールを受け取った由紀夫は、逢えない分だけ募る想いと闘っていた。もし、逢えたなら、この腕にかき抱いて、あの時と同じ声を聴きたいと思っていた。でも、それが叶わない。メール文の向こうに…