白い闇ー16

「あっ…やっ…だめっ…」


 今夜も始まった凌辱の時間…碧は襲い来る悦楽の波と闘い続ける。


「我慢しないで…声を出せ」


 悦楽の波と闘う碧を嘲笑うように、雅彦は、ククッと冷たく笑うと、碧に我慢せずに声を出すようにと囁きかける。


「我慢…なんて…して…ない…」


 雅彦の冷たい囁きに、碧は、首を横に振り続けながら、我慢などしていないと答えるのが精一杯だった。


「碧は…強情だからな…」


 碧の言葉を嘲笑うように、雅彦はククッと冷たく笑うと、知り尽くした碧の性感帯を責め続ける。


碧は自分の人形…自分以外に碧を自由になどできない…碧の心がどこに向こうが、碧の躰は自分だけの物だと雅彦は思っていた。


 碧が雅彦の人形であるという事を物語るように、碧の躰は、雅彦の愛撫に敏感に反応し、碧の蜜壺からは、蜜がシーツを濡らさんばかりに溢れていた。


「碧…俺から逃げられると…思ってないかい…?」


 碧のツンと立った乳房の突起を指で摘みながら、雅彦は、碧に、源太の出現によって、源太に助けてもらえると思ってなどいないかと冷たく問いかける。


「そんな事…思ってません…」


 雅彦の冷たい問いかけに、碧は、この地獄の時が早く終わる事を思いながら、雅彦から逃げようと思ってなどいないと答える。


「いい返事だ…よく…自分の事…わかっているじゃないか…」


 碧の答えに、雅彦はククッと冷たく笑うと、碧の花芯を甚振り、碧をさらに悦楽の波の中へと誘っていく。