2015-01-26から1日間の記事一覧

神様ぁ~

創作小説・禁区のUPの途中ですが、ストックの話が出てきません。 頭ではシーンは想像できるのですが、文章になりません。 神様ぁ~!お話を出してぇ~!って気分です。 降ってくる時は降ってくるのですが、中々最近降ってこない。 読んでくれる人がいるから…

禁区ー5

職場の上司との不倫関係の終焉は突然やってきた。 上司の妻が職場に乗り込んできたのだ。 ふっくらと膨らんだお腹に、晴美はショックを覚えずにはいられなかった。 割り切った関係だったとはいえ、彼の二重生活にショックを覚えずにはいられなかった。 自分…

禁区ー4

『あの先生は無理なのかぁ…』 保健所からもらった冊子を読みながら、晴美は平日仕事をしているなら自分は無理だというあの精神科医の言葉に、晴美はあの精神科医に診てもらえないことに少し残念な思いを感じていた。 残念な思いと同時にあの精神科医にもう一…

禁区ー3

『この人は!』 案内係に通された病院の診察室にも似た部屋の中にいた精神科医と思われる男性に一瞬にして心を奪われた。心を奪われたといっても、恋愛感情ではない。すべてを受け入れてくれそうな雰囲気に心を奪われたのだ。 『やっぱり言えなかった…』 自…

禁区ー2

晴美がセックス依存症に陥った理由は、中学時代にコロコロと変わる母親の愛人の一人に性的虐待を受けていたせいだ。 勇気を持って母親に打ち明けたが、現実を受け入れられない母親から返ってきたのは、汚らしいばかりの罵倒だった。 それから母親とも距離を…

禁区ー1

出逢いは真昼の診察室だった。診察室といっても病院の診察室ではない。とある街にあるとある保健所の診察室にも似た部屋だ。 不定愁訴を訴えた晴美は、保健師の勧めで保健所が主催するこころの相談に訪れていた。 「どうせ気休め程度の事しか言われないのだ…

暇つぶしにどうぞ

暇つぶしに、初めて書いた小説をUPします。 小説と言えるかわからない作品ですが、暇つぶしに読んでください。 タイトルは「禁区」です。 1ページの文字数が少ないので、長いですが、読んでいただけたら幸いです。

砂漠の薔薇あとがき

砂漠の薔薇いかがでしたか? 一部凌辱的描写があったので、受け入れてもらえるか不安でしたが、たくさんの人読んでもらえてよかったです。 シンデレラストーリーみたいだというコメントがあったのですが、これもシンデレラストーリーですかね? 無駄長かった…

砂漠の薔薇ー45

時間にすれば短いけれど、濃密で満ち足りた時間に、アスランと凛子は、荒い呼吸もそのままに、互いを抱き締め合い、深く口付け合う。 「リンコ…よかったか…?」 「はい…こんなに…満ち足りた気分になれるのは…アスラン様とだけです…」 自分の愛し方に満足して…

砂漠の薔薇ー44

「リンコ…今宵も…そなたを…愛してもよいか…?」 「アスラン様の…お心のままに…」 凛子を抱き寄せながら、今夜も凛子を愛してもいいかと問いかけるアスランに、凛子は、アスランの吐息を感じながら、アスランの心のままにと答える。 「リンコ…私の…リンコ…」 …

砂漠の薔薇ー43

「とにかく…いまは…身体を大事にね…」 「はい…ご生母様…」 とにかく今は、身体を大事にするようにとサリーに声を掛けられた凛子は、いまは身体を大事にすると答える。 「あなたの国は…王の生母を大事にするの…?」 「はい…かつては…将軍と呼ばれた政治を行う…

砂漠の薔薇ー42

「ご生母様…」 「ハレムの女たちはみんな知っているわ…あなたが…アスランに求められたのが昨夜だけではない事は…」 サリーの言葉に驚く凛子に、サリーは、アスランが凛子を求めたのが昨夜一回きりではない事を、ハレムの女たちはみんな知っていると笑いかけ…

砂漠の薔薇ー41

翌朝…正式にハレムの一員となった凛子は、このハレムで一番の権力を持つサルタンの生母、つまり、アスランの実母のもとを訪れる。 「よくいらっしゃいました…あなたが…リンコね…?」 得体も知れないはずの東洋の娘である凛子に、アスランの母、サリーはにこ…

砂漠の薔薇ー40

「アスラン様…私は…この子が…男子でも…この子に愛情を注ぎます…」 アスランから告げられたこの国の現実に、凛子は、震えながらも、アスランに、もし生まれてくる子が男子であっても、愛情を込めて育てると告げる。 「リンコ…掟の前では…無力な私を許してくれ…

砂漠の薔薇ー39

「あっ…んっ…アスラン…様…もう…だめっ…」 アスランの律動を感じ、高ぶりに高ぶった凛子は、アスランに絶頂を知らせる。 「いいぞ…達しても…私も…限界だ…」 絶頂に達し、自身を締め付けてくる凛子を感じたアスランは、凛子に達してもいいと囁くと、少しだけ律…

砂漠の薔薇ー38

「しかし…リンコに…私の子が…」 凛子が自分の子を孕んだ事実に、アスランは、喜びを隠しきれなかった。 「アスラン様…無体な真似は…」 「わかっておる…優しくする…」 大事な時期だから激しく抱かないで欲しいという凛子に、アスランは、わかっていると笑い、…

砂漠の薔薇ー37

「リンコ…?それは…どういう意味だ…?」 もしもうすでにアスランの子を孕んでいたとしたらどうするのかと、意味深に笑う凛子に、アスランは、凛子の真意が読み取れないとばかりに凛子を見る。 「言葉をそのまま受け取ればいいのです…決まりには反しているか…

砂漠の薔薇ー36

そして…夜になった… 綺麗に身を清め、アスランが来るのを待つ凛子は、アスランに告げねばならない事実に、頬が綻んでいくのがわかった。 初夜をやり直すにあたり、医師に診てもらった際にわかった事実に、凛子の頬が自然と綻んでいく。 「リンコ…」 ハレムに…

砂漠の薔薇ー35

「リンコ…私が間違っていた…もう…そなたを…手放したりなどしない…」 凛子からの口付けに、アスランは、一度でも凛子を手放そうとした自分が間違っていた、もう二度と凛子を手放したりはしないと、凛子に囁き、凛子に深く口付ける。 「アスラン様…私の身も心…

砂漠の薔薇ー34

そして…出航の日…凛子は、港にアスランの姿を探していた。 しかし、アスランの姿はおろか、見送りの人間もまばらで、凛子は、本当にアスランに見捨てられたような気がしてならなかった。 「凛子嬢…そろそろ…船に…」 凛子の気持ちを知ってか、弘樹は、凛子に…

砂漠の薔薇-33

「このまま…お帰りください…あなた方が探している凛子は…この国にはいないのです…」 弘樹の叫びに、凛子は、弘樹たちが探している凛子はこの国にはいないのだから、このまま帰るようにと告げる。 「リンコ…そなたは…この者たちと帰るのだ…」 凛子の姿を見て…

砂漠の薔薇ー32

「ハレムで暮らしているという事の意味が…そなたたちにはわかっているのか…?」 家臣の漏らした一言に、アスランは軽く舌打ちした後、弘樹と伊集院伯爵に、凛子が王宮のハレムで暮らしている意味がわかるのかと問いかける。 そのアスランの言葉に、弘樹と伊…

砂漠の薔薇ー31

それから…数週間後…アスランは、日本から来たという使者を目の前にしていた。 「日本からの使者が…我が国に何の用だ…?」 一国の王への礼儀を欠かさぬ態度の使者に、アスランは、外交を一切していない日本の使者がこの国に何の用があるのかと問いかける。 「…