砂漠の薔薇ー38

「しかし…リンコに…私の子が…」
 
 
 凛子が自分の子を孕んだ事実に、アスランは、喜びを隠しきれなかった。
 
 
アスラン様…無体な真似は…」
 
 
「わかっておる…優しくする…」
 
 
 大事な時期だから激しく抱かないで欲しいという凛子に、アスランは、わかっていると笑い、凛子のお腹の子供に負担がかからないように抱くと答える。
 
 
「リンコ…愛している…」
 
 
 潤んだ瞳で自分を見上げる凛子に、アスランは凛子の黒髪を撫でながら、愛していると囁き、凛子に深く口付けると、凛子の慎ましく膨らんだ頂に口付ける。
 
 
「あっ…んっ…アスラン…様…」
 
 
 膨らみに口付けられただけで凛子の全身に緩い電流のような快感が駆け巡り、凛子は、甘く官能的な声でアスランの名を呼び続ける。
 
 
「リンコ…そんな声を出すな…煽られてしまうではないか…」
 
 
 凛子の甘く官能的な声を聞いたアスランは、凛子に、そんな艶やか声を出されたら、自分を抑えきれなくなってしまうと囁きかける。
 
 
「感じてくれるのはいいが…そんな声を聞く私の身になってくれ…」
 
 
 アスランは、自分の愛撫の感じてくれるのは嬉しいけれど、そんな艶やかな声で啼かれたら、本当に自制が効かなくなってしまうと囁き続ける。
 
 
自制が効かなくなると言いながらも、アスランの凛子への愛撫は深くなるばかりで、その愛撫を受けて、凛子の啼き声は一層艶を増していく。
 
 
「もう…入れてもよいな…?」
 
 
 限界を感じたアスランは、凛子に分身を挿入しても構わないかと訊ね、それに頷く凛子を確かめた後、凛子の中に分身をゆっくりと挿入し、ゆっくりと律動を開始する。
 
 
 ゆっくりとした律動だが、凛子の中は、アスランを感じ、アスランを締め付ける。