平安恋奇譚ー11

そして…夜になった…


「あっ…やっ…んっ…はっ…んっ…」


 行燈の灯りだけの部屋に、快楽を覚えたての少女の嬌声が響き渡る。


「ここも…感じるのか…?感じやすいやつだな…」


 快楽に咽び泣くまりに、蒼は、まりの感度の良さを推し量るように、まりの足の指を舐り続ける。


「あっ…だめっ…」


「だめじゃないだろ…?もっとだろ…?」


 足の指を舐られ、湧き上がる快感に震えるまりを眺めながら、蒼は、これ以上の快感に耐えられないと呟くまりに、もっと快楽に溺れていけと囁く。


「私なしではいられないようにしてやろう…ほらっ…もっと啼け…啼いて…私を楽しませるのだ…」


 足の指を舐り尽くし、畑仕事で引き締まったまりの脚を舌で遡りながら、蒼は、自分が与える快楽なしではいられないようにしてやるとまりに囁くと、まりのすでに蜜を含んだ秘丘の花弁を長くしなやかな指で弄り続ける。


「あっ…やっ…んっ…はっ…んっ…」


 脚を大きく開かされ、引き締まった腿に舌を這わされ、秘丘の花弁を弄られたまりは、蒼が与えてくる快楽に身悶え、甘い嬌声を上げ続ける。


「わかるか…?蜜が…次から次に溢れているのが…」


 まりの腿に舌を這わせ、秘丘の花弁を弄りながら、蒼は、まりに、蜜が秘丘の蜜口から溢れ続けていると意地悪気に囁く。


「そんな…こと…知らない…」


 蒼の意地悪な囁きに、まりは、口を開けば漏れる甘い吐息に邪魔されながら、そんな事知らないと答える。