2015-02-02から1日間の記事一覧

平安恋奇譚ー19

「胸も…感じるのだな…」 蒼は、まりの反応を楽しむように、膨らみの蕾を交互に含みながら、胸への愛撫を繰り返し続ける。 「あっ…んっ…やっ…んっ…うっ…んっ…」 蒼のしつこいくらいの胸への愛撫に、まりは、甘く息を吐き、指を噛み、迫りくる快感に耐え続ける…

平安恋奇譚ー18

「まぁ…いい…蜜が流れたら…また溢れさせるだけだ…」 蒼は、まりを抱き寄せると、蜜に塗れた下半身を洗ったのなら、また自分が蜜を溢れさせるだけだと囁く。 「まり…どうした…?何を怖がっている…?」 蒼に見つめられている事に震えるまりに、蒼は、何をそん…

平安恋奇譚ー17

「あの…執務の方は…」 「今日は…終わりだ…」 夕闇も下りていない時間に裸を見られた事に、身を竦めながら、執務はどうしたのかと訊ねるまりに、蒼は、今日の執務は終わりにしたのだと答える。 「行燈の灯りの中で見るお前もいいが…こういう明るい場所で見る…

平安恋奇譚ー16

一方…蒼の執務室… 「蒼様…」 ぼんやりとしている蒼に、青葉が声を掛ける。 「何だ?」 「書類が違いますよ…」 声を掛けられ、我に返った蒼は、青葉に、何だと訊ね、青葉は、書類が違うと声を掛ける。 「今日は…どうも…気分が乗らない…」 書類を間違えた事を…

平安恋奇譚ー15

「蒼様は…私を気に入ってくださっているのかしら…?」 目当ての姫君のように慎ましやかな所作もできなければ、教養もない自分を果たして蒼は気に入ってくれたのだろうかと、まりは不安になった。 自分ができる事は、蒼の夜の欲求を満たすことだけで、それが…

平安恋奇譚ー14

それから何度も何度も蒼に貪られたまりは、蒼の甘く惑わすような声を聞きながら意識を手放した。 「今日も…いい子だ…まり…」 それからしばらくして… 「おはようございます…まり様…」 「おはよう…ございます…」 枕元に聞こえてきた小梅の声に、飛び起きたまり…

平安恋奇譚ー13

「あっ…やっ…はっ…んっ…やっ…んっ…はっ…んっ…」 「随分…感じているじゃないか…いやらしい音も立てて…」 緩急のついた蒼の突き上げに、甘い嬌声を上げ続けるまりに、蒼は、まりの感じるところを突きながら、意地悪気に囁き続ける。 体勢を入れ替えて、まりを…

平安恋奇譚ー12

「こんなにしておきながら…知らぬと言うのか…?」 まりの快楽に身悶えながらの答えに、蒼は、口では強情な事を言っていても、身体は自分の与える快楽の虜になっているではないかと囁く。 「ここも…こんなに…膨らませて…」 まりの秘丘の頂にある赤く充血した…

平安恋奇譚ー11

そして…夜になった… 「あっ…やっ…んっ…はっ…んっ…」 行燈の灯りだけの部屋に、快楽を覚えたての少女の嬌声が響き渡る。 「ここも…感じるのか…?感じやすいやつだな…」 快楽に咽び泣くまりに、蒼は、まりの感度の良さを推し量るように、まりの足の指を舐り続…