2014-12-26から1日間の記事一覧
雪月花いかがでしたか? わたるとかなみの物語は一応完結です。 ラストがあまりよろしくないと思いますが、花がポイントの作品なので、あんな感じにしました。 あと、私は女なのですが、ラストの交わりはこんな感じになるはずだと想像しながら動いてみて決め…
「イッたみたいですね…嬉しいです…」 小さな絶頂に達し、胸で息をするかなみに、わたるは、自分の拙い愛撫で達してくれて嬉しいと囁きかけ、かなみに深く口付ける。 「わたるさんが…欲しい…です…」 小さな絶頂の余韻を身体に残しながら、かなみは、自分を見…
「かなみさん…」 着ていた着物を脱ぎ、脱いだ着物で胸を隠すかなみに近寄ったわたるは、かなみに深く口付けると、かなみが胸を隠していた着物を取り払い、一糸纏わぬ姿となったかなみの身体を布団の上に横たわらせ、再び深く口付け、かなみの白く澄んだ肌に…
「私も…最初に知っておいてもらいたいのは…わたるさんが大好きでたまらないことです…」 「はい…覚えておきます…」 最初に知っておいてもらいたいのはわたるが大好きでたまらないことだと呟いたかなみに、わたるは、嬉しそうに頷き、ちゃんと覚えておくと呟く…
「この家は…亡くなった両親が残してくれた家です…」 わたるの問いに、かなみは、この家は、数年前に相次いで亡くなった両親が残してくれた家だと答える。 「かなみさん…あなたは…一体…」 かなみの答えに、わたるは、こんな大きな家を残してもらえるくらいの…
かなみの家へと急いでやってきたわたるは、かなみの家の呼び鈴を鳴らす。しかし、かなみは出てこなかった。 「(もう…引っ越したのかな…?)」 かなみが一人で保つには大きすぎる家の前で、わたるは、西田が社長を解任されたせいで、かなみを囲えなくなって…
数日後…出勤してきたわたるは、ざわつく人だかりを目にする。 「(左遷の内示が出たか…)」 自分は社長に歯向かった身だから、左遷は覚悟していたと思いながら、わたるは、ざわつく人だかりに近付く。 「わたる。大変大変」 「わかってるよ」 わたるを見つけ…
「んっ…うっ…」 「気がつきましたか…?」 少し唸って目を覚ましたかなみに、わたるは、気がついたかと声を掛け、かなみを抱き寄せる。 「西田は…?」 「帰られました…」 西田はどこに行ったのかと訊ねてきたかなみに、わたるは、西田は帰ったと答える。 「か…
「かなみさん…いきますよ…いいですね…?」 「はい…」 かなみの秘丘から顔を上げたわたるは、かなみに、いまから一つになるけれどいいかと訊ね、かなみもそれに頷く。 その返事を聞いたわたるは、かなみの秘丘に自分の分身をあてがうと、かなみの中へと突き進…
「だったら、抱いてみろ。どうせ、口だけだろ」 わたるの挑戦ともいえる呟きに、西田はそれが本当なら、いまここでかなみを抱いてみろと告げる。 「いいですよ…あなたが…それを…直視できるなら…」 西田の挑戦とも取れる言葉に、わたるは、西田が自分のように…
「旦那…様…やめて…ください…」 「いいじゃないか…見せつけてやろうじゃないか…この男に…」 か細い声でやめて欲しいと呟くかなみに、西田は、わたるに自分たちの関係を見せつけてやろうと呟くと、わたるに見せつけるように、かなみの身体に唇を這わせ続ける。…
罠は…思わぬところに仕掛けてある…罠は罠とはわからない形で仕掛けてある… 「(あっ…すみれだ…)」 西田との鉢合わせを免れてから数日後…わたるは、いつものように、かなみの家の庭先に花が咲いていないか確かめにきていた。そして、この日、庭先にすみれを…
「かなみさん…あなたが…夜を忍んで…逢いに来てくれたから…僕も…冬を忍ぶのです…」 自分は小さな幸せなど運んでいないと呟いたかなみに、わたるは、かなみが夜を忍んで逢いに来てくれたから、自分も吹雪吹きすさぶ冬よりも厳しい冬を忍ぶのだと呟く。 「わた…