「もし…私が…そなたを献上させなければ…そなたの肌には容赦なく鞭が振るわれていたぞ…」
自分が奴隷として売られるために囚われたのだと知り、震える凛子に、アスランは、奴隷になった娘がどんな扱いを受けるものなのか告げる。
「脅すつもりはないが…そなたを払い下げる事だって…私にはできる…そうしたら…そなたは…間違いなく奴隷として扱われる…私の扱いが可愛いものだったと思えるくらいに…」
自分の立場を掴みかけてきた凛子に、アスランは、自分には凛子を払い下げる事だってできるのだけれど、そうしたら確実に凛子は奴隷として扱われるのだと告げる。
「だから…あなたを受け入れろと…?」
「そうだ…私は…そなたに…恋をした…だから…」
「リンコ…私を…受け入れるのだ…そなたには…それしか道はない…」
「リンコ…私の想いを受け入れ…私からの贈り物を受け取ってくれ…」
「それは…できません…私には…婚約者がいるのです…」
「婚約者など忘れてしまえ…私を受け入れろ…リンコ…」
「リンコ…愛しているんだ…私は…そなたを…」
自分を受け入れようとしない凛子に、アスランは愛しているのだと告げる。