大奥恋絵巻ー17

「そなたは…いつも新鮮な反応をするから…飽きないのだ…」


 抱く度ごとに新鮮な反応を示し、艶を増した声で啼くお妙に、家治は、いくら抱いても飽きがこないのだと囁き、自分が開発したお妙の性感帯を責め、甘い嬌声を上げるお妙の姿に、満足げな笑みを浮かべる。


「あぁっ…やっ…んっ…はっ…んっ…」


 心と裏腹に家治を喜ばせる声を上げてしまう自分に、お妙は戸惑いながらも、家治の自分の身体を知り尽したような愛撫に、抗う術はなく、ただ、家治が与える快楽に溺れるしかなかった。


「ほんと…愛い奴だ…今日も…こんなに…甘い蜜を溢れさせて…」


 お妙の漏らす甘い嬌声に、満足げに笑いながら、家治は、お妙の秘境に顔を埋めると、お妙の秘境の蜜穴から溢れ出る蜜を舌で掬い、当たり前のようにお妙の蜜を啜り始める。


「うっ…んっ…はっ…んっ…やっ…はっ…」


 家治の指や舌や唇での愛撫に追い立てられながら、お妙は、迫りくる快感に耐え続ける。


耐えられてるとは言えない状況ながら、お妙は、迫りくる快感に必死に耐え続ける。


それが、さらに家治を喜ばせていると気付かないほどに、お妙は、迫りくる快感と闘い続ける。


「もう…よいな…?」


 お妙の蜜を味わい尽くし、満足げに笑いながら、家治は、幾度となく迎えた絶頂に震えるお妙の足を折り上げ、自身をあてがうと、一息にお妙の中へと突き進む。


「あっ…んっ…やっ…んっ…はっ…んっ…」


「今日も…実に…好い…」


 穿たれる度に、甘く息を吐き、甘い嬌声を上げるお妙に、家治は、満足げな声を漏らしながら、お妙を突き上げ続け、果てては求め、貪り続ける。
 その夜も家治がお妙を解放したのは、やはり明け方近くの事だった。