「嫌です…」
「そなたにもう拒否権はない…」
「大人しくするんだ…じゃないと酷くしてしまう…」
昨夜の出来事の続きと思える事態に震える凛子に、アスランは、大人しく自分に身を委ねれば、昨夜のように酷いことはしないと囁きかける。
「どうしても…私に触れるというのなら…」
「触れるなら…どうするというのだ…?」
どうしても自分に触れるというなら覚悟があるという凛子に、アスランはどうするつもりなのかと問いかける。
「舌を噛み切って死にます」
これ以上純潔を汚されるわけにはいかない凛子は、アスランに、これ以上自分に触れるのなら、舌を噛み切って死んでやると叫ぶ。
「それは…困ったな…」
ここまで自分に屈しない凛子に、アスランは、苦笑いを浮かべると、凛子に噛みつくような口付けをし、力が抜けた凛子の口に昨夜の服の切れ端を押し込む。
「昨夜のような愛らしい声が聴けないのは残念だが…死なれても困る…」
口を塞がれ、抗議の眼差しで自分を見つめる凛子に、アスランは、昨夜のような甘い嬌声を聴けないのは残念だけれど、舌を噛み切られても困ると笑い、凛子の身体に唇を這わせ始める。
端整な顔立ちであるがゆえに、その笑顔が悪魔のように見えてしまう。
今宵も始まった一方的な凌辱の時間…凛子は、この凌辱の時間に屈したら、自分はアスランのものになってしまった事を認めてしまうと感じていた。