やがて、ひかると瞳のショーは終わり、れいかは、ひろきに連れられてひかると瞳のもとを訪れる。
「よぉ…来てたんだな…」
「招待しておいて、来ていたのかはないんじゃないか?」
来ていたんだなと声を掛けたひかるに、ひろきは、招待しておいてその言い方はないだろうと問いかける。
「冗談だ。来ると思っていたよ」
「お前のショーは貴重だからな」
冗談だと笑った後、ひろきは来ると思っていたと笑うひかるに、ひろきは、ひかると瞳のショーは貴重だから見に来るに決まっているだろうと答える。
「今日は…この間のお嬢様と一緒なんだな…」
「そう…彼女にも見てもらいたくてね…」
今日はれいかも一緒なのだと呟いたひかるに、ひろきは、れいかにも一度見せておきたかったのだと答える。
「世間知らずそうなお嬢様には刺激が強すぎなかったか?」
「大丈夫だったみたいだ…すごく見入ってたよ」
世間知らずそうなれいかには刺激が強すぎたのではないかと問いかけるひかるに、ひろきは、そうでもなかったみたいだと答える。
「あの…瞳さんは…」
瞳の姿が見当たらないのを不審に思ったれいかは、ひかるに、瞳はどこにいるのかと訊ねる。
「瞳なら、いま接客中だ。いわゆるファンサービスの真っ最中なんだ」
れいかの問いに、ひかるは、瞳はいまファンサービスの真っ最中であると伝える。