「僕が何をしましたか…?言ってみてください…」
「そんな事言えません…」
自分が何をしたのか言ってみろというひろきに、れいかは、そんな事言えるわけがないじゃないかと俯く。
「何も知らない乙女ぶっても無駄ですよ…この間のパーティーで鎌田のご令息を袖にしていたではありませんか…ベッドが退屈だと…」
自分にされた行為を口にすることを恥ずかしがるれいかに、ひろきは、何も知らない乙女ぶっても、この間のパーティーで地位も家柄も申し分ない令息をベッドが退屈だと言って振っていたのを見ていたのだと笑う。
「だって…本当に退屈だったのですもの…」
「どんな風に…退屈だったのですか…?」
本当に退屈だったのだと答えたれいかに、ひろきは、どんな風に退屈だったのかと問いかける。
「ベッドが退屈っていったら…そういう事じゃないですか…」
「イカせてもらえなかった…とかですか…?」
ベッドが退屈だという事はそういうことじゃないかと呟くれいかに、ひろきは、自分がイク前に終わってしまうとかかと問いかける。
「そんな露骨に言わないでください」
「露骨って…あなたは満足できなかったのでしょ…?」
イッたとかイカなかったとか露骨な表現はやめて欲しいと頬を染めるれいかに、ひろきは、露骨といっても、満足できなかったのだろうと問いかけるように笑いかける。
「僕なら…あなたを満足させる事間違いなしですよ…」
ひろきは、れいかの顎を持ち上げるように掴むと、自分なられいかを満足させられると笑いかける。