砂漠の薔薇ー7

「やっ…来ないで…」


 アスランに間合いを詰められ、凛子は、貞操の危機に震えながら、なんとか貞操を守ろうとアスランからの逃げ道を探す。


「逃げても無駄だ…そなたは…私のものになるのだ…」


「いやです…」


 凛子との間合いを詰め、凛子の腕を掴み、今夜、凛子は自分のものになるのだと告げるアスランに、凛子は嫌だと告げ、必死に抵抗を繰り返す。


貞淑も度が過ぎると痛い目に遭うぞ」


 抵抗を繰り返す凛子に、アスランは、貞淑も度が過ぎれば痛い目に遭うだけだと告げ、凛子を天蓋付きのベッドへと押し倒す。


「手荒な真似はあまりしたくない…だから…大人しく…私のものとなれ…」


「離してください…」


 手荒な真似はしたくないから大人しく自分のものになれと告げるアスランに、凛子は貞操だけは奪われまいと必死に抵抗を繰り返す。


 その姿に舌打ちしたアスランは、凛子を押さえつけながら、シーツの端を破り始める。


「許してください…私には…婚約者が…」


 アスランに押さえつけられながら、凛子は、自分には婚約者がいるのだから、貞操を奪われるわけにはいかないのだと叫び続ける。


「婚約者など…私には些細な事だ…」


 凛子の叫びに、アスランは、婚約者がいるなど自分にとっては些細な事だと笑うと、凛子の両手をひも状にしたシーツで纏め、その先をベッドの支柱に括り付ける。


「あっ…いやっ…解いて…」


 両手の抵抗を封じられた凛子は、足をバタバタとさせながら、アスランに、両手の戒めを解いて欲しいと訴える。