愛の日記-5

「正直に言う気になった?雪菜…」
 
 
 与えられる刺激に、喘ぎ続ける雪菜に、由紀夫は、正直に言う気になったかと囁くように問いかける。
 
 
「まだ…言う気に…ならないの…?」
 
 
 雪菜の秘丘の頂にあるぷっくりと膨らんだ花芯に刺激を与えながら、由紀夫は、雪菜にどうしたら言う気になるのかと囁きかける。雪菜の躰がもう答えを出しているのに、由紀夫は雪菜の口から言わせようとする。雪菜は果てしない拷問にかけられた気分になった。
 
 
「早く言わないと…いつまでも…このままだよ…」
 
 
 指を噛みながら、喘ぐ雪菜に、由紀夫は、早く正直に言わないと最後の刺激は与えてやらないと、雪菜の耳元に囁きかける。言葉通り、由紀夫は、雪菜の秘丘の頂にあるぷっくりと膨らんだ花芯がひくついたら指を離し、治まったらまた指で刺激するを繰り返していた。
 
 
雪菜にとっては生き地獄のような愛撫である。
 
 
「おねっ…がっ…いっ…いかっ…せっ…てっ…」
 
 
 果てしなく続きそうな生き地獄のような刺激に、雪菜は、由紀夫に、イカせて欲しいと嘆願する。時間にしたら数分かそこらだろうが、雪菜には数時間も経っていているように感じられた。それくらいに雪菜の躰は、由紀夫から与えられる刺激からの解放を求めていた。
 
 
「じゃあ…正直に言うんだね…?言ったら…イカせてあげる…」
 
 
 雪菜の嘆願に、由紀夫は、正直に言ったなら、イカせてあげると耳元に囁く。雪菜の秘丘は、もうすでに、最後の一撃を待ちわびるように、ひくついていた。
 
 
「ゆっ…きっ…おっ…さっ…んっ…とっ…のっ…こっ…とっ…をっ…」
 
 
 もう完全に敗北を認めた雪菜は、甘い吐息に邪魔されながらも、由紀夫との交わりを思い出しての自慰行為だったと呟く。
 
 
「俺との…なに…?聞こえない…」
 
 
 雪菜が、完全に敗北を認めているのに、まだ許さないとばかりに、最後の方が聞き取れなかったと囁きかける。
 
 
「おもっ…ぃっ…だっ…しっ…たっ…らっ…かっ…らっ…だっ…がっ…あっ…つっ…くっ…なっ…てっ…それっ…でっ…」
 
 
 これ以上、焦らされたら、躰がおかしくなると思った雪菜は、先程は言葉にならなかった部分をもう一度由紀夫に告げる。
 
 
「俺との事を…思い出したら…躰が熱くなって…たまらなかった…ね…よく言えたね…今イカせてあげるよ…」
 
 
 雪菜の最後の力を振り絞った言葉に、由紀夫は満足げな表情を浮かべると、雪菜の秘丘の頂にあるぷっくりと膨らんだ花芯に最後の刺激を与え、雪菜を小さくて大きな絶頂へと導く。その瞬間、雪菜は、声にならない嬌声を上げ、小さくて大きな絶頂の波へと飲み込まれていった。