2015-02-01から1日間の記事一覧

平安恋奇譚ー10

「食事って…普通なんですね…」 小梅が運んできた食事を見たまりは、魔物というからもっとゲテモノの食事が運ばれてくると思っていただけに、ごく普通の食事に驚く。 「蒼様くらいの方は…人間とさほど変わらない食事をしても平気なのですよ…」 食事が普通であ…

平安恋奇譚ー9

あれから何時間眠っていたのだろう…? 意識を取り戻したまりは、慌てて蒼の姿を探す。 「お目覚めになられましたか?」 まりが、蒼の姿を探していると、目の前に十二単姿の女性がいて、目が覚めたかと声を掛けられる。 「私…まり様の…お世話を仰せつかった小…

平安恋奇譚ー8

「あっ…」 「ここが…いいのか…?」 律動を繰り返しているうちに、ある一点を突いた瞬間、まりの声が甘くなり、そこがまりの中のいいところだと知った蒼は、そこを重点的に突き立てる。 「あっ…やっ…んっ…はっ…んっ…」 「ほらっ…もっと啼け…啼いて…私を楽しま…

平安恋奇譚ー7

「あっ…んっ…やっ…んっ…」 「もう二本目を受け入れているぞ…」 中をかき回される快感に身悶えるまりに、蒼は、すでに二本目の指を受け入れていると囁きながら、まりの中に差し入れた二本の指をバラバラに蠢かす。 「あっ…やっ…んっ…はっ…んっ…」 中をかき回…

平安恋奇譚ー6

「あっ…やっ…んっ…」 蒼の愛撫に、まりの口からはすがるような甘い声しか出てこず、いつの間にか自由になっていた両手で蒼にしがみ付き続ける。 「もう濡れているのか…感じやすいのだな…」 まりの秘丘に手を添えた蒼は、すでに潤んでいるまりの秘丘の花弁を…

平安恋奇譚ー5

「まだ…生娘のようだし…精々…私を楽しませてくれよ…」 口付けへの反応で、まりがまだ生娘だと見抜いた魔物の王は、まりを組み伏せながら、自分を楽しませてくれと呟き、まりが着ていた十二単衣を器用に脱がし始める。 「あの…私は…あなたを…何て…呼べば…いい…

平安恋奇譚ー4

「どうして…私が…身代わりだと…?」 たった一瞬で、身代わりだと見抜いた魔物の王に、まりは、どうして一瞬で身代わりだと見抜いたのかと訊ねる。 「人は生まれながらに魔力がある…あの姫君の魔力は研ぎ澄まされたものだが、お前の魔力は打ち据えられた強さ…

平安恋奇譚ー3

それからが早かった。 泥だらけの身体を洗われ、姫君としての所作や言葉使いや教養を教え込まれ、一朝一夕で覚えられるわけではないが、やらないよりはましだという事で教え込まれた。 寝不足でクマなどできたらいけないというが、寝慣れない布団で寝たから…

平安恋奇譚ー2

「ご家族には私たちから事情を話します。とにかく、時間がないのです。魔物の王と名乗る者との約束の期限は明日なのです」 家族に何と言えばいいのかと戸惑うまりに、魔物の王との約束の期限が明日だから、時間がないのだと告げる。 「まり殿、ごめん」 都人…

平安恋奇譚ー1

時は平安、都にそれは美しいと評判の姫君がいた。 帝自ら入内を希望するほどの姫君で、帝自らの希望とあってその姫君は、近々入内する予定であった。 しかし、そこへ魔物の王と名乗る者からその姫君をもらうという通達がその姫君のもとに届けられた。 姫君の…

平安恋奇譚始まります。

新作のお知らせです。 タイトルは「平安恋奇譚」です。 平安時代の村娘が魔物の王と恋に落ちる話を書いてみました。 時代考証無視です。 登場人物もフィクションです。 一つの物語としてお楽しみ下さい。 それでは、「平安恋奇譚」お楽しみください。

禁区あとがき

禁区いかがでしたが? なんかダラダラとした展開で面白くなかったですか? この作品は初めて書いた小説だったのですが、初めてということで、展開も文章もグダグダだったと思います。 これって実は私の経験が少しだけ入ってます。 自分の経験と想像を合わせ…