2015-09-27から1日間の記事一覧

平安恋奇譚ー4

「どうして…私が…身代わりだと…?」 たった一瞬で、身代わりだと見抜いた魔物の王に、まりは、どうして一瞬で身代わりだと見抜いたのかと訊ねる。 「人は生まれながらに魔力がある…あの姫君の魔力は研ぎ澄まされたものだが、お前の魔力は打ち据えられた強さ…

平安恋奇譚ー3

それからが早かった。 泥だらけの身体を洗われ、姫君としての所作や言葉使いや教養を教え込まれ、一朝一夕で覚えられるわけではないが、やらないよりはましだという事で教え込まれた。 寝不足でクマなどできたらいけないというが、寝慣れない布団で寝たから…

平安恋奇譚ー2

「ご家族には私たちから事情を話します。とにかく、時間がないのです。魔物の王と名乗る者との約束の期限は明日なのです」 家族に何と言えばいいのかと戸惑うまりに、魔物の王との約束の期限が明日だから、時間がないのだと告げる。 「まり殿、ごめん」 都人…

平安恋奇譚ー1

時は平安、都にそれは美しいと評判の姫君がいた。 帝自ら入内を希望するほどの姫君で、帝自らの希望とあってその姫君は、近々入内する予定であった。 しかし、そこへ魔物の王と名乗る者からその姫君をもらうという通達がその姫君のもとに届けられた。 姫君の…

新作ではないのですが…

新作ではないのですが、小説をUPしないのもあれなので、以前UPした『平安恋奇譚』をUPします。 時代考証無視の作品ですが、楽しんでいただけたら幸いです。 それでは、『平安恋奇譚』をお楽しみください。

いまのいままで

昨夜の8時くらいからいまのいままで寝てました。 国勢調査の調査員に起こされるまで寝ました。 国勢調査の調査票を書き込んで、最後のお金でジュースを買ってしまいました。 生活費が入ってくるのは明後日。 残り30円で生活です。 そうそう、初めてのデイ…