「リンコ…ようやく…私からの贈り物を受け取ってくれたな…」
夜になり、凛子のもとを訪れたアスランは、やっと自分からの贈り物を受け取ってくれて嬉しいと笑いかける。
「宦官が可哀想だったからです…」
「わかっている…そなたは…誠実な言葉を紡がねば…心を開いてくれないと…」
凛子の言葉に、アスランは、誠実な言葉を紡がねば、凛子の心には届かない事はわかっていると答える。
「何でも言ってくれ…そなたが望むものは…何でも与えよう…」
目の前に置かれた自分が贈った絹や宝石を見ながら、アスランは、凛子に、凛子が望むものは何でも与えるから、何でも言ってくれと囁きかける。
「何もいりません…アスラン様の…誠実なお言葉だけで十分です…」
「リンコ…私の可愛い奴…」
凛子を抱き締めたアスランは、凛子が愛おしいと囁くと、凛子をベッドへと横たわらせる。
「アスラン様…」
「もう…無体は働かぬ…約束する…」
いまから始まる時に身体を震わせる凛子に、アスランは、もう二度と凛子に乱暴は働かないと約束すると囁く。
「だから…今宵も…そなたを抱いても構わないか…?」