天蓋の纏めを解かれ、薄闇に包まれたベッドの中で、身体を仰け反らせ、快感に喘ぐ凛子と均整の取れた身体つきで凛子を突き上げるアスランの影が揺らめき続ける。
「リンコ…綺麗だ…」
「あぁっ…やっ…んっ…はっ…んっ…やっ…んっ…」
アスランが突き上げる度に、凛子は、全身を駆け巡る快感に喘ぎ、身体が痙攣していくのを感じる。
「リンコ…私の…リンコ…」
意識を手放し、眠る凛子を見つめながら、アスランは、ようやく手に入った凛子の全てに満足げに笑いながら、凛子の黒髪を撫で続ける。
始まりは凌辱だったが、凛子が自分を受け入れてくれた事に、アスランは、喜びを感じずにはいられなかった。
「アスラン…様…」
夢うつつの中で、凛子は、無意識にアスランの名を呼ぶ。
「私は…ここだ…」
無意識に凛子が自分の名を呼んだ事に、アスランは、満足げに微笑むと、凛子の唇にそっと唇を寄せる。
「リンコ…愛している…そなたの黒髪も…黒き瞳も…絹のような肌も…すべてが愛おしい…」
凛子を抱き締めたアスランは、凛子の全てが愛おしいと囁くと、凛子にもう一度口付け、安堵したように、眠りの淵へと堕ちていく。