白襦袢を肌蹴させれば、慎ましく膨らんだ乳房が現れ、その慎ましい膨らみの先にある蕾を口に含むと、お妙の甘い声が耳に届く。
「あっ…上…様…はぁ…んっ…」
「よい声だ…そなたの声は…実に…心地いい…」
知り尽くした感じる場所を刺激すれば、心地の良い甘い声が漏らされ続ける。
「あぁっ…やっ…んっ…はっ…んっ…」
「お妙…もっと…啼いてくれ…わしの…腕の中で…」
知り尽くされた感じる場所を刺激され、甘い吐息を漏らすお妙に、家治は、もっと自分の腕の中で啼いて欲しいと囁き続ける。
「もうよいか…?」
欲情が高まり、堪え切れなくなった家治は、お妙に、分身を挿入しても構わないかと囁きかける。
それを拒む理由などお妙にあるはずがなく、ガクガクと頷く。
「あっ…はっ…んっ…」
中を貫かれた瞬間に、お妙は、大きく喘ぎ、家治を締め付ける。
「好い…お妙…好いぞ…」
お妙が小さく達する度に、家治を締め付け、その締め付けに満足そうに、家治は呟くと、お妙の中を貪り続ける。
やがて、果てると、家治は、お妙を優しく抱き締め、その額に口付ける。
それだけでもう、もっと触れたい衝動に襲われる。
だから、家治は、お妙に触れて、口付けて、何度もお妙を愛した。
それこそ朝までずっとお妙を家治は愛し続けた。