「中途半端な気持ちで女性を抱いたりなんかしないよ…僕は…」
晴美のなぜ自分を抱いたかはわからないけれど、抱かれて嬉しかったという呟きに、雪田は中途半端な気持ちで女性を抱くような人間ではないと答える。
「でも…この先…どうする…?」
中途半端な気持ちで晴美を抱いたわけではないから、この先どうすればいいかと雪田は晴美に尋ねる。
「どうするって…言われても…」
この先どうするのかと訊かれた晴美は、夢の終わりが来たのだと感じ、どうすればいいと言う雪田に、どうすればいいかと訊かれても困ると答える
これは夢だったのだ…だから元の関係に戻らなければならないと晴美は考えていた。
しかし、雪田から与えられた快楽の名残りを手放せずにいた。初めて知った女の喜び…それを晴美は考えると雪田との関係を元の関係を戻せそうになかった。