「あっ…やっ…はっ…んっ…やっ…んっ…はっ…んっ…」
「随分…感じているじゃないか…いやらしい音も立てて…」
緩急のついた蒼の突き上げに、甘い嬌声を上げ続けるまりに、蒼は、まりの感じるところを突きながら、意地悪気に囁き続ける。
体勢を入れ替えて、まりをうつ伏せにして、腰だけを持ち上げた蒼は、今度は、まりの感じるところを外しながら突き上げる。
「あっ…やっ…焦らさないで…ください…」
「すぐに…イかれたら…面白くないのでな…」
まりの感度が落ちないように、時折、感じるところを刺激しながら、蒼は、まりを貪り続ける。
感じるところを刺激される度に、褥を掴み、身悶えるまりを、蒼は楽しむように、まりを貪り続ける。
「この体勢は…獣の交尾と一緒だそうだ…人間も…太古の昔は…獣…この体勢が…一番感じるそうだ…」
まりを突き上げながら、蒼は、この体勢は獣の交尾と一緒の体勢で、太古の昔は獣だった人間も一番感じる体勢なのだと囁く。
「そんな…獣…なんて…」
獣と一緒にされたまりは、そんな事ないと言おうとしたが、蒼の与える刺激には勝てず、蒼の突き上げに、ただ褥を掴み、甘い嬌声を上げ続ける。
たった二晩で快楽に溺れてしまう自分に嫌悪感を抱きながらも、まりは、蒼の与える快楽に溺れるしかなかった。
「あぁっ…んっ…はっ…んっ…やっ…あっ…んっ…」
蒼の強い突き上げに、まりは、身体を弓なりに仰け反らせると、深くて大きな悦楽の波の中へと飲まれていった。