「く…ぅ…はっ…」
凛子の苦しげな呼吸が、アスランに一瞬だけ罪悪感を覚えさせる。
しかし、凛子を征服するという喜びの前では無意味なものとなった。
苦しめたいわけではない…寧ろ…好さを与えたいとアスランは思っていた。
だから、性急に動くことなく、凛子の呼吸が整うまで、唇を食み、手を滑らせ続ける。
上下する胸を唇で辿り、肩口に噛みつき、肩口に当然の権利のように刻印を残す。
やがて、凛子の呼吸が整い、それを見計らったように、アスランは、律動を開始する。
「あ、や、ん、もうっ、こわっ、れるっ…」
「好い…リンコ…」
穿る度に、甘い嬌声を上げ達する凛子に、アスランは満足げに笑うと、果てそうなほどの好さを与えてくる凛子に耐えながら、凛子を貪り続ける。
一度果てたアスランは、自身を凛子の中から引き抜くと、凛子の黒髪を撫でる。
「あ…いやっ…」
無意識だが、触れられることを恐れる凛子を見たアスランの胸に昏い情念が湧き上がる。
「リンコ…そうまで…私を拒むか…」
衝動のままに、支柱のリネンの紐を解いたアスランは、纏められた凛子の両手を自分の首に掛けさせると、下から串刺しにするように突き上げる。
「あぁぁぁっ」
先程よりも深い交合に、凛子の口からは裂けるような悲鳴が上がる。
強引に唇を奪い、揺さぶるように突き上げ続け、今度は間を置かずに果てたアスランは、うつ伏せにした凛子の腰だけを持ち上げると、凛子の中を三度貫く。
それから何度も何度も、凛子が動けなくなるまで、凛子を犯し尽した。