「じゃあ…許してあげます…かなみさん…いきますよ…」
わたるは、かなみに、許してあげると呟いた後、かなみの腰を引き寄せると、自分の分身を、かなみに秘部に差し込み、かなみを突き上げる。
「あっ…んっ…はっ…あっ…んっ」
わたるに、焦らしに焦らされていたかなみは、わたるの突き上げに、甘く息を吐き、身体を仰け反らせる。
「かなみさん…」
「あっ…やっ…んっ…」
わたるは、かなみを抱き起すと、かなみの奥深くに、分身を差し込み、かなみを揺さぶり続け、奥深くまで突き上げられたかなみは、甘い嬌声を上げ、身体を仰け反らし続ける。
月明かりが漏れ入ってきた部屋の中で、甘い嬌声を上げながら身体を仰け反らせるかなみと、均整の取れた身体つきでかなみを突き上げるわたるの影が揺らめき続ける。
「かなみさん…覚えておいてくださいね…?僕に…嘘をついたり…意地悪言ったりすると…こうなるって…」
かなみを突き上げながら、わたるは、かなみに、自分に嘘を言ったり、意地悪言ったりするとこういう目にあうことを覚えておいてほしいと囁きかけ、かなみの形のいい乳房に吸い付く。
「あっ…んっ…やっ…んっ…はぁっ…んっ…」
わたるからの突き上げと乳房への愛撫に、かなみは、ただ、身体を仰け反らせ、甘い嬌声を上げ続ける。
「だめっ…わたっ…るっ…さっ…んっ…」
「いいですよ…一緒に…」
絶頂を知らせてきたかなみに、わたるは、ともに達しようと囁きかけ、腰の律動を速める。
「あっ…んっ…やっ…んっ…はぁっ…あぁっ…」
わたるのさらなる突き上げに、かなみは、絶頂に達し、それを見届けたわたるも、かなみの中に、熱い飛沫を上げる。
「大丈夫ですか…?」
「はい…」
共に絶頂に達したわたるとかなみは、見つめ合うと、どちらからともなく深く口付け合う。わたるが犯した過ちから端を発したかなみの嘘は、わたるに見破られる形で終わった。
「かなみさん…」
絶頂に達して眠るかなみを見つめながら、わたるは、少しいじめすぎたかなと思っていた。
元は、自分が犯した一夜の過ちだけれど、かなみが離れていくことがこんなに怖いものだったとは思ってもみなかった。
怖いとは思っていたけれど、こんなに、身が引き裂かれるような想いをするなんて思ってもいなかった。
月明かりが漏れ差し込む部屋で、かなみの幸せそうな顔が月明かりに照らされていく。