タイトル未定

他の女性に触れるその手が憎い。

他の女性を抱き寄せるその胸が憎い。

他の女性を抱くその腕が憎い。

貴方が他の人の物であると分かっていても憎い。

嫉妬しても仕方ないとわかっていても嫉妬してしまうの。

私の中の私が貴方が欲しいと叫びを上げるの。

初めはたった一晩でもいいと思うけれど、きっともっと貴方が欲しくて欲しくてたまらなくなると思う。

貴方にとっては大勢の一人でしかないとわかっているけれど、私は貴方しか目に映らない。

神様は悪戯だわ。

こんなにも恋しくてたまらない人と私を結び付けてくださらないのですから。