「リンコ…?それは…どういう意味だ…?」
「言葉をそのまま受け取ればいいのです…決まりには反しているかもしれませんが…」
「言葉をそのまま受け取れと言われても…えっ?もしや?リンコ?」
自分の手を取りながら意味深に笑い続ける凛子の笑いの意味を感じ取ったアスランは、それは本当かと問いかける。
「はい…医師が…間違いないと…」
「そうか…私の子を…リンコ…嬉しいぞ…」
凛子から告げられた事実に、アスランは飛び上がりたくなるほどの喜びを隠すことなく、凛子を抱き上げると、よかったと呟き続ける。
「だが、孕んだのは今夜だ…診察した医師にもそう言わせよう…」
凛子が自分の子を身籠った事実に喜びながらも、アスランは、凛子が身籠ったのは今夜の交渉であり、凛子の妊娠を断定させた医師にもそう言わせるようにと凛子に告げる。
「よいな…今夜…リンコは…私の子を孕んだ…そうすれば…誰も文句は言わない…」
「はい…アスラン様…」