「あっ…んっ…やっ…んっ…はっ…んっ」
「いつもより…感じやすくなってますね…?ただ…撫でてるだけなのに…」
甘い声を漏らし続けるあやかに、紫苑は、ただ身体を撫でているだけなのに、こんなに感じて、いつもよりも感じやすくなっているねと囁きかける。
「紫苑…さん…あっ…んっ…」
マットに寝かされ、ローションに塗れた身体を紫苑に撫でまわされているあやかは、ただ甘く息を吐き、身体を仰け反らせ続ける。
「ここは…触ってもいないのに…蜜が溢れてる…」
「あっ…んっ…はっ…んっ…」
あやかの秘部に触れた紫苑は、指で蜜壺から溢れた蜜を掬うと、花弁や陰核に塗り込み、花弁や陰核を丹念に愛撫し、愛撫を受けたあやかは甘く息を吐き続ける。
「ここで…しても…いいですか…?あやかさん…」
「あっ…んっ…して…くだ…さい…」
もうここで一つになってもいいかと問いかける紫苑に、あやかは、甘く息を吐きながら、自分も早く一つになりたいと答える。
「いきますよ…」
いまから分身を挿入することをあやかに告げた紫苑は、あやかの足を大きく開かせると、分身を挿入し、一気にあやかの中を突き上げる。
「あっ…んっ…はっ…んっ…やっ…んっ…はっ…んっ」
「あぁ…余裕が…なくなり…そうだ…」
突き上げられ、甘い嬌声を上げ続けるあやかを見た紫苑は、もう余裕がなくなりそうだと囁くと、腰の律動を速め、あやかを追い上げていく。
「あっ…んっ…紫苑…さん…イクっ…いっちゃう…」
「僕も…イキそうです…」
絶頂を訴えてきたあやかに、紫苑は、自分も達しそうだと囁くと、さらに腰の律動速めてあやかを絶頂へと導いていく。
「あっ…んっ…紫苑…さん…イクっ…いっちゃう…あっ…あっ…あぁっ…」
紫苑のさらなる突き上げに、あやかは一際大きな嬌声を上げると、身体を仰け反らせ、絶頂に達していった。
「大丈夫ですか…?あやかさん…」
「はい…紫苑さん…」
共に絶頂に達した紫苑とあやかは、互いに見つめ合うと、深く口付け合い続ける。その後、身体を綺麗に洗い流した後、ベッドへと移動し、朝まで求め合い続ける。
紫苑は、あやかを真剣に愛しているし、あやかもまた真剣に紫苑を慕っていた。しかし、運命は、紫苑とあやかを簡単には結び付けず、試練を与えるのであった。
紫苑が知らないところで紫苑の結婚話が進んでいたのだった。